投資するETFをどうやって選ぶかについてですが、基本的には「どの指数に投資をするか?」ということをまず決める必要があります。その中で複数のETF銘柄がある場合は出来高などを参考にどれに投資をするか決めます。ここでは投資対象ETFの選び方を解説します。
具体的にどのETFに投資をするのかを決める場合は、基本的に「どのベンチマークに対して投資をするのか?」というところから考えるのがよいかと思われます。
そもそも「ベンチマーク」というのはETFが連動するように目指している指標です。
たとえば、1321:日経225連動型上場投資信託(野村アセットマネジメント)は日経平均株価(NIKKEI225)というベンチマーク(指数)に連動するように作られています。
もし、日経平均を買いたい(売りたい)と思うときはこの日経平均をベンチマークとするETFを売買すればいいわけです。
ちなみに、日本国内の株価指数に投資をしたいという場合「国内株式ETF」に記載しているような各種指標(ベンチマーク)に投資をすることができます。
はじめてのETF投資で考える投資対象としては日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などが取っつきやすいかと思われます。
日経平均連動ETF
銘柄コード | ETF名 | 出来高 | 最低売買額 | 信託報酬 |
1320 | ダイワ上場投信-日経225- | 15557 | 1口単位 | 0.231 |
1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 176,834 | 1口単位 | 0.231 |
1329 | iシェアーズ日経225 | 500 | 10口単位 | 0.315 |
1330 | 上場インデックスファンド225 | 52,100 | 10口単位 | 0.2363 |
1346 | MAXIS 日経225上場投信 | 34,660 | 1口単位 | 0.1785 |
TOPIX
銘柄コード | ETF名 | 出来高 | 最低売買額 | 信託報酬 |
---|---|---|---|---|
1305 | ダイワ上場投信-トピックス- | 18,280 | 10口単位 | 0.1155 |
1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | 1,308,560 | 10口単位 | 0.1155 |
1308 | 上場インデックスファンド TOPIX | 64,900 | 100口単位 | 0.2363 |
1348 | MAXIS トピックス上場投信 | 8,870 | 10口単位 | 0.0819 |
これだけあります。基本的にはどれを選んでもそれぞれの日経平均やTOPIXに連動するようになっています。ポイントは出来高と最低投資単位です。出来高が少ないETFは価格がベンチマークと連動しにくくなり乖離が生じやすくなります。 また、最低投資単位が小さいほど、より少額で投資ができます。
最後に「信託報酬」についてですが、これはファンドの年間手数料のようなものです。小さいほど、投資家にとって有利となります。
参考
・信託報酬とは?(外部サイト)