ETF投資におけるリスクやデメリットなどを解説していきます。投資一般論としてのリスクと、他の投資信託と比較した際のETF投資のリスク・デメリットについて分けて解説していきます。
ETF投資のリスクは普通の株と同様に、株価が下がる(ETF投資口価格が下がる)ということです。ただし、企業株式とは異なり、上場廃止や倒産といった極端な値下がりリスクは小さいです。
まず、第1にすべての投資商品にいえることですが、ETFは常に市場で価格が変動しています。そのため、市場の株価水準よっては、評価損が生じるリスクがあります。
もっとも、株価が上昇すればETFの価格も上昇するため利益が出ます。価格変動リスクは、リスクとリターンの表裏一体です。
また、ETFの場合、個別株投資の場合と比較すると、すでに複数の銘柄に分散投資されている状態ですので個別株よりも価格変動リスクはマイルドといえます。
ただし、近年ではよりハイリスクハイリターンタイプのETFも登場しています。
ちなみに、価格変動リスクについてもっと詳しく理解したいという方は「こちら」もご一読ください。
また、個別株投資の場合、企業によっては「株主優待」としていろいろなサービスを設定しているような場合があります。
たとえば、ANA(全日本空輸)の場合株主優待として航空券半額券を提供していますが、ANAへの投資が含まれている日経平均のETFを購入してもこうした株主優待を受け取ることはできません。(参考:全日空の株主優待)
株主優待について詳しく知りたい方は下記参考サイトをどうぞ
・株主優待ガイド
一方、配当金については受け取った配当金をETFが特定の時期に分配金として配当してくれます。