国内ETFは国内の様々な株価指数に連動するETFです。最もスタンダードなものは日経平均株価(日経225)やTOPIX(東証株価指数)に連動するETFが挙げられますが、これ以外にも様々な株価指数に対応したETFがあります。
日本の株価指数の中でも日経平均株価(日経225)と並んで有名なベンチマークです。東京証券取引所に上場しているすべての銘柄の時価総額について基準日(1968年1月4日)を100としたときの場合の時価総額との変化を示しています。
国内ETFの中でも日経225と並んで人気のETFとなっています。現在東京証券取引所、大阪証券取引所に下記のTOPIXのETFが上場しています。
銘柄コード | ETF名 | ベンチマーク | 信託報酬 |
---|---|---|---|
1305 | ダイワ投信-トピックス | TOPIX | 0.11% |
1306 | TOPIX連動型投信 | TOPIX | 0.11% |
1308 | インデックスFTOPIX | TOPIX | 0.09% |
1348 | MAXISトピックスETF | TOPIX | 0.08% |
1473 | ONEETFトピックス | TOPIX | 0.08% |
1475 | Iシェアーズ・コアTOPIX | TOPIX | 0.06% |
2524 | NZAMTOPIX | TOPIX | 0.08% |
2557 | SMDAMトピックス投信 | TOPIX | 0.07% |
このように4銘柄のETFがあるわけですが、それぞれの違いは何なのでしょうか?商品性自体は4つともほとんど同じです。
管理人がETF投資で重視しているのは「出来高」「売買単位」「信託報酬」の3項目です。出来高というのは売買が成立している数です。当然出来高が多いほど、そのETFの取引参加者が多いということで、価格がよりベンチマーク(この場合はTOPIX)に連動しやすくなっています。また、売買希望者が多いので売買が成立しやすいという流動性の面でもメリットがあります。
次の投資単位についてですが、投資単位(最低投資口数)が小さいほど、細かい金額の注文ができます。逆に最低口数が大きいETFの場合、それだけ投資金額が大きくなってしまいます。
最後の信託報酬についてですが、信託報酬はETFを運用している運用会社の手数料のようなものです。これが小さいほど、より少ない費用でETFを運用できていることになります。この信託報酬(費用)は投資家が負担しますので、これが少ないほど投資家にとっても有利ということになります。
個人的には出来高の大きい「TOPIX連動型上場投資信託」か信託報酬の安い「MAXIS トピックス上場投信」がTOPIX投資のETFとしてはお勧めといえます。